3番ウッド

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フェアウェイウッドを使いこなそう

打ちやすい道具として知られる fairway wood について、その持ち味を詳しく見ていきましょう。 fairway wood は、まず第一に球を高く打ち上げやすいという特徴があります。これは、ドライバーと比べて shaft が短く、かつ club face の傾きが大きいことによります。高く上がった球は、落下する角度も大きくなるため、green 上でよく止まってくれます。この特性は、狙った場所に正確に球を落とし、止める必要がある場面で大変役立ちます。 fairway wood はまた、芝の上からでも打ちやすい club です。club head の底にあたる sole 部分が広いため、地面の抵抗を受けにくく、芝の上を滑りやすい構造になっています。そのため、多少打ち損じても、ドライバーのように大きくミスにつながることが少ないです。 使用する場面としては、長い hole の二打目や、距離のある par3 の tee shot が挙げられます。もちろん tee に球を乗せて打つこともできます。ドライバーほど飛距離は出ませんが、方向性が安定しやすく、距離の調節もしやすいため、初心者の方にも扱いやすい club と言えます。 club head の素材には、軽い上に丈夫な金属が使われています。例えば、チタンやステンレスなどがよく用いられます。shaft の素材は、carbon や steel などがあり、それぞれに硬さの違いがあります。自分に合った硬さの shaft を選ぶことで、より快適に club を振ることができ、良い結果につながります。 適切な shaft を選定することは、上達への近道と言えるでしょう。
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3番ウッド:スプーンの魅力

木の棒で球を打つ遊戯は、世界各地で見受けられました。その中で、現在の姿に最も近いものとして知られるのが、15世紀頃のスコットランドで楽しまれていたゴルフです。その頃のゴルフ道具は、手作りで、材料も様々でした。中でも、木の幹を削り出して作られた木の棒は、現在のウッドの原型と言えます。3番ウッドも、これらの木の棒から発展してきたと考えられています。当時は、3番ウッドに限らず、それぞれのクラブに決まった呼び名はなく、形や役割に応じて様々な名前で呼ばれていました。 3番ウッドが「匙」と呼ばれるようになったのは、その頭の形がスープなどをすくう匙に似ていたからです。この呼び名は、時代を超えて広く親しまれ、現在でも多くの愛好家に使われています。3番ウッドは、長い距離を打つためのクラブとして重宝され、特に、芝生の上から直接球を打つ際に有利でした。かつては、柿の木など硬くて粘りのある木で作られていましたが、時代が進むにつれ、より軽く、より強い金属が用いられるようになりました。 20世紀に入ると、金属製のゴルフクラブが主流となり、3番ウッドにも金属素材が採用されるようになりました。当初は鉄で作られていましたが、その後、ステンレスやチタンなどの軽量で強度が高い金属が用いられるようになり、飛距離や正確性が向上しました。現代の3番ウッドは、これらの金属素材に加え、様々な技術革新が加えられ、かつての木製のものとは比べ物にならないほど進化を遂げています。かつては、熟練した職人が一つ一つ手作りしていた3番ウッドも、今では、最新の技術を駆使して大量生産されるようになり、多くの愛好家が手軽に使えるようになりました。3番ウッドは、ゴルフの歴史と共に歩み続け、これからも進化し続けることでしょう。