ペリア方式

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ゴルフ:ペリア方式入門

仲間内で楽しむゴルフの集まり、コンペ。実力が違う人たちが集まる時、公平に競い合うための仕組みが必要です。その一つがペリア方式です。この方式は、公式のハンデを持っていない人が対象で、競技が終わってからハンデを計算するのが特徴です。 ペリア方式では、まず「隠しホール」を選びます。これは、プレーするゴルフ場の前半9ホール(アウトコース)と後半9ホール(インコース)からそれぞれ、短いパー3、中くらいのパー4、長いパー5のホールを1つずつ、合計6つのホールを無作為に選びます。どのホールが選ばれるかは、参加者には競技が終わるまで秘密です。 全員がプレーを終えたら、各参加者の隠しホールのスコアを合計します。例えば、隠しホールで叩いた回数が合計30だったとしましょう。この合計スコアに3をかけると90になります。そこから、ゴルフ場の標準打数(パー)である72を引きます。90-72は18ですね。さらに、この18に0.8をかけます。すると14.4となり、これがその人のハンデとなります。つまり、その人は本来のスコアから14.4を引いた数字で競うのです。 このように、実際にプレーした結果からハンデを計算するペリア方式は、実力に差があっても、運の要素も加わり、誰もが楽しめるコンペを実現するのに役立ちます。また、隠しホールが事前にわからないため、すべてのホールで集中してプレーする必要があります。これにより、普段よりも良いスコアが出ることもあるでしょう。
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新ペリア方式:公平なゴルフハンディキャップ

球技の中でも、ゴルフは年齢や性別に関係なく、幅広い世代が楽しめる特徴を持っています。しかし、ゴルフの腕前は人によって大きく異なるため、上級者ばかりが上位を占めてしまい、初心者や練習不足の人はなかなか勝利を味わえないという問題があります。このような状況では、ゴルフを始める人が減ったり、競技への参加意欲が低下したりする可能性も考えられます。そこで、ゴルフでは実力の差を埋めるため、ハンディキャップという仕組みが導入されました。新ペリア方式は、このハンディキャップを算出する、現在主流の方法です。この方法は、以前から使われていたペリア方式を改良したもので、より正確で公平なハンディキャップの算出を可能にしました。新ペリア方式の最大の特徴は、それぞれのゴルフ場の難易度を考慮に入れてハンディキャップを計算するという点です。ゴルフ場には、距離が長いホールや、障害物が多いホールなど、様々な種類のホールがあります。新ペリア方式では、各ホールの難易度に応じてハンディキャップを調整することで、コースの難しさに左右されずに、より正確に実力を反映したハンディキャップを算出することができるのです。具体的には、まず各ホールで得たスコアを記録します。次に、あらかじめ定められた、難易度が高いホールをいくつか選び、これらのホールのスコアの平均値を計算します。この平均値が、その人の実力を示す隠しホールの平均スコアとなります。そして、この隠しホールの平均スコアから、あらかじめ定められた基準となるスコアを引いた値が、その人のハンディキャップとなります。このハンディキャップを実際のスコアから差し引くことで、実力差を調整した正味のスコアが算出され、競技の勝敗を決定します。新ペリア方式は、コースの難易度やプレーヤーの調子に影響されにくい、客観的なハンディキャップを算出できるため、競技の公平性を高め、より多くの人がゴルフを楽しめる環境を整備することに貢献しています。