
ライ角度:最適なクラブ選びでスコアアップ!
上手な人が使う道具を選ぶことは大切ですが、自分の体格や技量に合った道具を選ぶことはもっと大切です。特に、細長い棒状の道具の先端に角度のついた板状の部分がついたゴルフクラブは、その角度が大変重要です。この角度は「ライ角度」と呼ばれ、クラブを地面に置いた時に、板状の部分の底と棒の部分が作る角度のことを指します。自分の構え方に合っていないライ角度のクラブを使うと、狙った方向に球を飛ばすのが難しくなります。例えば、ライ角度が大きすぎるクラブを使うと、板状の部分の先端側が上がり、球が左に飛びやすくなります。逆に、ライ角度が小さすぎると、板状の部分の先端側が下がり、球が右に飛びやすくなります。
ライ角度は、クラブ全体の長さや板状の部分の形、そして使う人の体格や構え方によって最適な値が変わってきます。背の高い人や腕の長い人は、ライ角度が大きいクラブが合う傾向があります。逆に、背の低い人や腕の短い人は、ライ角度が小さいクラブが合うことが多いです。また、前かがみで構える人はライ角度が小さく、上体を起こして構える人はライ角度が大きいクラブが適しています。
自分に合ったライ角度を見つけるには、ゴルフ用品店などで専門家の意見を聞くのが一番確実です。専門家は、あなたの体格や構え方、そして現在のクラブのライ角度を計測し、最適なライ角度を提案してくれます。また、最近は手軽にライ角度を測定できる道具も販売されていますので、そういった道具を使って自分で測定してみるのも良いでしょう。ライ角度が合っていないクラブを使い続けると、飛ばしたい方向に球が飛ばないばかりか、変な癖がついてしまう可能性もあります。ですから、定期的に自分のライ角度をチェックし、必要に応じて調整することが大切です。最適なライ角度のクラブを使うことで、狙った方向へ真っ直ぐ球を飛ばしやすくなり、上手になる近道となるでしょう。