スノーマン

記事数:(1)

スコア

ビーグル:ゴルフ用語解説

打ち数の世界には、実に様々な言い回しがあります。その中で、ひっそりと使われている呼び名の一つに「ビーグル」というものがあります。この「ビーグル」とは、決められた打ち数の二倍、すなわちダブルパーのことを指します。例えば、基準が4打の場所で8打かかってしまった場合、これを「ビーグル」と呼ぶことができます。まるで影に隠れたあだ名のように、こっそりと使われているこの表現は、愛好者の間でも知る人ぞ知る言葉と言えるでしょう。よく見かけるゴルフ用語集には載っていないことも多く、その珍しさから、ゴルフに詳しいと自負する人々の間で話題になることもしばしばです。もしかしたら、競技場でこの言葉を使えば一目置かれる存在になれるかもしれません。 この「ビーグル」という言葉の由来は、残念ながらはっきりとはわかっていません。しかし、一説には、ビーグル犬の耳が垂れている様子と、ゴルファーがダブルパーを叩いてがっかりと肩を落としている様子が似ていることから、この名前がついたと言われています。真偽のほどは定かではありませんが、想像を膨らませるには十分な話です。 また、「ビーグル」と似たような意味を持つ言葉に「ダボ」というものがあります。こちらは「ダブルボギー」の略で、基準の2打多いことを指します。パー4のホールであれば6打、パー5であれば7打のことを言います。ビーグルとダボ、どちらも基準よりも多く打ってしまった時に使われますが、ビーグルはダボよりもさらに悪いスコアです。状況に応じて使い分け、またはあえて「ビーグル」を使って場を和ませるのも良いかもしれません。 とはいえ、ゴルフはスコアだけではありません。仲間との語らいや美しい景色、そして何よりも自分が楽しむことが大切です。「ビーグル」という言葉を知っているからといって偉いわけでも、上手なわけでもありません。ゴルフを愛する者として、様々な言い回しを知り、楽しみながらプレーすることが、真の喜びと言えるのではないでしょうか。