飛ばし屋

力強い球を遠くまで飛ばすには、手首の使い方に気を配る必要があります。近年、注目されているのが「弓なり手首」と呼ばれるものです。これは、左手首が外側に曲がり、弓のように見える形です。有名な飛ばし屋の選手、例えばダスティン・ジョンソン選手やジョン・ラーム選手なども、この形をしており、飛距離を伸ばすのに役立っているとされています。一体なぜ、弓なり手首は飛距離を伸ばせるのでしょうか？どのようにすれば、この形を身につけられるのでしょうか？詳しく見ていきましょう。 弓なり手首の利点は、クラブの動きを加速させ、力を効率的にボールに伝えることができる点です。バックスイングでは、弓なり手首を作ることで、クラブを大きく振り上げることができます。そしてダウンスイングでは、蓄えた力を一気に解放し、インパクトで最大の力をボールに伝えることができます。この爆発的なパワーが、飛距離アップに繋がるのです。また、弓なり手首は、クラブのフェースの向きを安定させる効果もあります。インパクトでフェースがまっすぐに向いていることで、まっすぐ遠くへボールを飛ばすことができます。曲がった球を減らし、狙った場所へ正確に打つことができるようになるのです。 しかし、弓なり手首を無理に作ろうとすると、手首や腕を痛めてしまう可能性があります。重要なのは、自然な体の動きの中で、弓なり手首の形を作ることです。練習方法としては、まず両腕を前に伸ばし、左手首を内側に曲げてみましょう。次に、左手首を外側に曲げ、弓なり手首の形を作ります。この動きを繰り返すことで、手首の柔軟性を高めることができます。さらに、実際にクラブを握ってスイング練習を行うことも重要です。最初はゆっくりとした動きで、徐々にスピードを上げていくことで、自然な形で弓なり手首を習得できるでしょう。焦らず、じっくりと練習に取り組むことで、必ず飛距離アップに繋がるはずです。