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飛びとコスパ重視!ツーピースボール徹底解説

二層構造のゴルフボール、いわゆるツーピースボールは、その名の通り中心の核となる部分とそれを包む外皮の二つの層でできています。この単純な構造が、他の種類のボールとは一線を画す独特な性質を生み出しているのです。核の部分はボールの飛距離を左右する重要な役割を担っており、材質や硬度によって弾道や飛ぶ距離が変わります。例えば、核の部分が硬いほどボールは力強く飛びますが、反発力が強すぎるためコントロールが難しくなることもあります。逆に、柔らかい核は反発力は少ないですが、ボールを捉えやすく、方向性を安定させる効果があります。ですから、自分の技量や好みに合わせて核の硬さを選ぶことが大切です。 一方、外皮はボールの耐久性や回転性能に影響を与えます。多くのツーピースボールでは、サーリンと呼ばれる耐久性に優れた樹脂が外皮の材料として使われています。サーリンは傷つきにくく、摩耗にも強いため、ボールの寿命を延ばす効果があります。また、製造コストも比較的安価なため、ツーピースボールは価格を抑えることにも繋がっています。この耐久性と価格のバランスの良さが、ツーピースボールが多くのゴルファーに選ばれる理由の一つです。 さらに、外皮の表面には小さな窪みが無数にあります。この窪みはディンプルと呼ばれ、ボールが飛ぶ際に空気抵抗を減らし、揚力を高める効果があります。ディンプルの形状や深さ、数もボールの飛び方に影響を与えるため、メーカーは様々な工夫を凝らしています。 このように、ツーピースボールは単純な構造ながらも、核と外皮、そしてディンプルの組み合わせによって様々な性能を発揮します。練習場での打ち込みやコースデビューしたばかりの方など、多くの打ち手にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。特に、飛距離を重視する打ち手や、ボールの耐久性を求める打ち手にはおすすめです。