match of cards

記事数:(1)

ルール

ゴルフ同点時の順位決定法:カウントバック方式

同じ腕前の人たちが集まって、楽しくゴルフを競い合うためには、誰が見ても納得できるような、はっきりとした試合の進め方と順位の決め方がなくてはなりません。特に、技術の差が出にくいアマチュアの大会では、同じ打数でホールアウトする人が大勢出ることも珍しくありません。このような時に、順位を決める方法としてよく使われているのがカウントバック方式です。この方法は、ゴルフのスコアカードに書かれた記録をもとに、機械的に順位を決めるやり方です。 カウントバック方式では、まず最後の数ホールの合計打数を比べて、良い人から上位になります。例えば、18ホールの大会で、同点の人が複数いた場合、17番ホールと18番ホールの合計打数が少ない人が上位になります。それでも順位が決まらない場合は、16番ホールから18番ホールまでの合計打数、それでも同じなら、15番ホールから18番ホールまで…というように、次第に前のホールの打数を加えていき、最終的に順位を決定します。 この方式は、複雑な計算や主観的な判断が必要ないため、透明性が高く、公平な順位付けができます。また、スコアカードは全員が確認できるため、順位の決め方について、参加者間で誤解が生じることも防げます。ゴルフは紳士淑女のスポーツです。参加者同士が、順位をめぐって言い争うようなことがあってはいけません。カウントバック方式のような、明確なルールに基づいた順位決定方法があることで、誰もが気持ちよくプレーに集中でき、正々堂々とした試合運びにつながります。ゴルフの楽しさを守るためにも、このような仕組みはなくてはならないものと言えるでしょう。