
パーオンを狙ってスコアアップを目指そう!
ゴルフ競技において、『パーオン』とは、定められた打数から見て、グリーン上に球を乗せることを意味します。例えば、3打でカップインを目指す短いホール(パー3)では、第1打で、4打でカップインを目指す中くらいの長さのホール(パー4)では第2打で、5打でカップインを目指す長いホール(パー5)では第3打で、それぞれグリーン上に球を乗せることができればパーオンとなります。これは日本で生まれたゴルフ用語で、正式には『グリーン・イン・レギュレーション』と表現されます。
パーオンを達成することは、良いスコアを出す上で極めて大切です。なぜなら、パーオンすることで、2打以内でカップインできる見込みがぐっと高まり、規定打数でホールアウト(パー)したり、規定打数より1打少なくホールアウト(バーディー)したりする機会が生まれるからです。パーオンできれば、残りはグリーン上でパターを使うだけなので、比較的容易にカップインを狙えます。ひと言で言えば、パーオンはスコアメークの土台と言えるでしょう。
反対に、パーオンに失敗するとどうなるでしょうか。グリーン周りの短い草や深い草、あるいは砂地などからの難しいアプローチショットが必要となり、3パット以上を要したり、アプローチミスで更に打数を費やしたりして、規定打数を超えてホールアウト(ボギー以上)してしまう危険性が高まります。グリーンを外してしまうと、傾斜や芝の状態など、様々な要因が絡み合い、カップインまでの道のりは険しくなります。
そのため、ゴルフの腕前を向上させるためには、パーオンの成功率を高めることが、重要な指標の一つとなります。安定してパーオンできるようになれば、スコアも安定し、ゴルフの楽しさをより一層味わうことができるでしょう。