赤杭

競技の場において、赤い杭は水に関係する危険地帯を示す重要な目印です。以前は「横水障害区域」と呼ばれていましたが、今は「赤の罰区域」と呼びます。池や小川など、設計上、戦略的に配置された水場は、競技者にとって大きな難所となることがあります。赤い杭は、このような危険な場所を明確に示し、安全に競技を進めるためのものです。地面に垂直に立てられた赤い杭を見つけたら、近くに危険な場所があることを認識し、注意深く競技を進める必要があります。 赤い杭は、単に危険を知らせるだけでなく、罰区域の範囲を示す役割も担っています。地面に赤い線が引かれている場合は、その線が罰区域の境界線となります。線が引かれていない場合は、杭と杭を結んだ仮想線が境界線となります。自分の球の位置と赤い杭の位置関係を常に把握しておくことが重要です。なぜなら、境界線上に球がある場合、規則上は罰区域内にあると見なされるからです。杭に触れていたり、杭の真上にある場合も、罰区域内にあると判断されます。 この境界線を理解することは、適切な救済措置を選ぶ上で不可欠です。例えば、球が罰区域内にあると判断された場合、１打の罰を加えて、いくつかの選択肢の中から救済措置を選ぶことができます。元の場所から打ち直す、罰区域に入った地点の２クラブレングス以内に球を落とす、あるいは罰区域と球が最後に境界線を横切った地点を結んだ後方線上に球を置くなど、状況に応じて最適な方法を選ぶことができます。このように、赤い杭と罰区域の境界線を理解することは、規則に則った適切な競技を進める上で非常に重要です。赤い杭を見かけたら、危険を察知し、落ち着いて状況を判断し、戦略的に競技を進めていきましょう。