元調子

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クラブ

ゴルフクラブの「元調子」とは?

ゴルフクラブの棒の部分は、振り回す間に弓のように曲がります。この「しなり」が、玉の飛ぶ距離や方向を決める重要な要素です。棒の曲がり方が最も大きくなる場所を「戻りどころ」と呼び、この場所によって、棒の特性が変わってきます。 戻りどころが握るところに近いものを「根元調子」と呼びます。根元調子を使うと、玉は高く上がりにくく、左右へ曲がりやすい傾向があります。力のある人が使うと、低い弾道で力強い玉を打つことができます。 戻りどころが棒の中央付近にあるものは「中間調子」と呼ばれます。中間調子は、根元調子と先端調子の間の性質を持ち、癖が少ないのが特徴です。どんな人でも比較的扱いやすいので、多くの道具に使われています。 戻りどころが玉を打つ頭に近いものは「先端調子」と呼ばれます。先端調子を使うと、玉は高く上がりやすく、左右へ曲がりにくい傾向があります。力の弱い人でも楽に玉を高く上げることができます。 さらに細かく「根元寄り中間調子」や「先端寄り中間調子」といった種類もあり、それぞれ戻りどころが握るところと中央の間、中央と先端の間にあることを意味します。このように、棒の戻りどころは様々で、使う人の特徴や好みに合わせて、最適なものを選ぶことが大切です。自分に合った棒を見つければ、きっと上達も早まるでしょう。