ヤーデージマーカー

打ち場所から旗竿のある場所（グリーンの中心）までの距離を知ることは、ゴルフではとても大切です。なぜなら、どのクラブを選んで、どれくらいの強さで打つかを決めるのに、この距離の情報が欠かせないからです。この大切な距離を教えてくれるのがヤーデージマーカーです。ヤーデージマーカーは、グリーンの中心までの距離を示す目印で、多くのゴルフ場で設置されています。 ヤーデージマーカーは、コースのあちらこちらに置かれています。特に見つけやすいのは、芝に水をまく装置（スプリンクラー）の蓋の上です。丸い円盤のような形をしていて、その上に数字が書かれています。この数字が、まさにグリーンの中心までの距離を表しています。例えば、「１５０」と書かれていれば、そこからグリーンの中心まで１５０ヤードという意味です。 ヤーデージマーカーは、様々な色で表示されていることもあります。例えば、赤い数字は１００ヤード、白い数字は１５０ヤード、青い数字は２００ヤードといったように、色分けによって距離を表しているコースもあります。また、数字だけでなく、円盤の色自体で距離を表している場合もあります。このように、色で距離を識別することで、プレーヤーは一目で残りの距離を把握しやすくなります。 ヤーデージマーカーは、単に距離を示すだけでなく、戦略的なプレーにも役立ちます。例えば、グリーンの手前に池やバンカーなどの障害物がある場合、ヤーデージマーカーを見て正確な距離を把握することで、それらを避けるようなショットを選択することができます。また、打ち上げや打ち下ろしのホールでは、実際の距離と感じる距離が異なるため、ヤーデージマーカーの情報は特に重要になります。このように、ヤーデージマーカーはゴルフの上達には欠かせない情報源と言えるでしょう。