ホールアウト

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あがる:ゴルフのラウンド終了

打ちっ放しや練習場とは違い、コースを回るゴルフには、独特の言い回しがあります。その一つが「あがる」です。ゴルフで「あがる」とは、定められたホール数を全てプレーし終えることを指します。一般的にゴルフコースは18のホールで構成されているため、1ラウンドは18ホールとなります。つまり、この18ホール全てをプレーし終えた時に「あがる」と言うのです。前半9ホールを終えた時点では「ハーフであがる」と表現します。9ホールを終えて一区切り、休憩をはさむことが多いので、これも「あがる」という言葉で表現されます。 「あがる」は単にプレーを終えることだけでなく、その後の手続きも含む場合があります。ゴルフでは、各ホールの打数を記録したスコアカードを提出する必要があります。このスコアカードを提出するまでを含めて「あがる」と表現することもあります。仲間内で「何時にあがる?」と尋ねた場合、プレーを終えてクラブハウスに戻り、スコアカードを提出した後、雑談などをして解散するまでの全ての行程を含んだ時間を尋ねていることになります。なので、単純に18ホールを回り終える時間に加え、後片付けや談笑の時間も見込んで返答する必要があります。このように「あがる」という言葉には、ゴルフ特有のニュアンスが含まれているため、覚えておくと円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。
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ホールアウト:ゴルフのラウンドを理解する

小さな白い球を穴に入れる。これが、「穴締め」と呼ばれるゴルフの1つの穴での競技の終わりです。単純に見えるこの動作の中に、ゴルフという競技の本質が詰まっていると言えるでしょう。なぜなら、この終わりは、次の始まりでもあるからです。 思い通りに球が穴に入り、たった1打で終えることができた喜び。あるいは、何度も打ち直し、やっとの思いで穴に入れた時の安堵。その感情は、その時の状況によって様々でしょう。しかし、いずれの場合も、目標達成の喜びと、一区切りついた安心感が混ざり合った、特別な感情と言えるでしょう。そして、この感情こそが、ゴルフという競技の醍醐味と言えるでしょう。 次の穴をどう攻略するか、頭の中で戦略を練り直す者もいるでしょう。あるいは、今終わったばかりの穴での失敗を悔やみ、反省する者もいるでしょう。「穴締め」は、単なる区切りではなく、心持ちを切り替える大切な機会でもあるのです。肉体的な技術はもちろんのこと、ゴルフは、精神的な強さが大きく影響する競技です。そのため、各穴で気持ちを切り替え、集中を保つことが、良い結果に繋がると言えるでしょう。「穴締め」は、まさにそのための絶好の機会を提供してくれるのです。 そして、全ての穴を終えた最後の「穴締め」。これは、その日のゴルフ全体の終わりを意味します。その日一日の良い出来、悪い出来を全て受け入れ、最後の「穴締め」は、特別な意味を持つでしょう。良い成績を残せた喜びを噛み締めたり、あるいは、不本意な結果に悔しさを味わったり。様々な感情が去来する中で、次の挑戦への目標を立てる。この「穴締め」は、一つのゴルフの終わりであると同時に、新たな始まりを告げるものなのです。
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ピックアップ:3つの意味を知ってゴルフ上達!

打ち進める中で、やむを得ずその穴での取り組みを途中で断念することを指す「拾い上げ」という表現を耳にすることがあります。この行為には、いくつかの場合が考えられます。まず、深い草むらに球が潜り込み、見つけ出すことが不可能、あるいは、たとえ見つけたとしても、そこから打ち出すことが極めて困難な状況です。このような場合、その穴でのプレー継続を諦め、球を拾い上げる際に「拾い上げ」を宣言します。 また、競技が円滑に進むよう、状況に応じて「拾い上げ」を選択することも、戦略の一つと言えるでしょう。例えば、仮にその穴で良い結果が出なかったとしても、全体的な流れを考えると、時間を費やし続けるよりも、次の穴に速やかに移動し、挽回を狙う方が得策となる場合もあります。さらに、天候の急変や日没が迫り、プレーの継続が難しい場合にも「拾い上げ」は用いられます。突然の豪雨や落雷の危険性がある場合、あるいは、日没間近で十分な明るさが確保できない場合は、プレーヤーの安全を第一に考え、競技を中断する判断が必要となります。 いずれの場合も、共に競技を行う仲間や競技を管理する係員に、一言伝えることで、競技運営が円滑に行えます。無駄な時間を使わずに済むだけでなく、他のプレーヤーに対する心配りも示せるため、覚えておきたい大切な作法です。「拾い上げ」は、単にプレーを諦める行為ではなく、状況を的確に判断し、全体的な流れをスムーズにするための、重要な選択です。競技のルールやマナーを理解し、他のプレーヤーへの配慮を忘れずに、楽しいひとときを過ごしましょう。