ファーストカット

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ゴルフコース

ラフ攻略の秘訣

ゴルフ競技場には、整然と手入れされた、短く刈り揃えられた芝生の区域と、そうでない区域があります。短く刈り込まれていない区域は、一般的にラフと呼ばれます。ただし、林や深い草むら、池や砂場といった障害物、そしてカートが通る道は除きます。つまり、競技場の芝生で覆われた区域のうち、打ち出し場所、旗のある区域、そして障害物を除いたほとんどの場所がラフに該当します。 ラフには、様々な長さの草が生えています。短いものから、ボールが隠れてしまうほど長いものまで様々です。ボールが長い草に埋もれてしまうと、次の打球が難しくなります。深いラフに捕まってしまうと、まずボールを探すこと自体が大変な作業になります。やっと見つけたとしても、草が邪魔をしてうまく打てません。ボールが草に引っかかり、思うように飛ばなかったり、方向が定まらなかったりします。そのため、ラフは競技者の技術と経験を試す場と言えるでしょう。 ラフは、競技場の難易度を調整する上で重要な役割を果たします。ラフの深さや広さを変えることで、競技場の難易度を自在に操ることができます。競技者は、このラフの存在を常に意識しながら、正確な打球を心がける必要があります。ラフに入れないように、狙いを定めて打つことが大切です。一度ラフに入ってしまうと、脱出するのに苦労し、スコアを落とす可能性が高くなります。そのため、いかにラフを避けるかが、ゴルフ競技の重要な戦略の一つと言えるでしょう。
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セミラフ攻略!スコアアップの秘訣

整った短い草の区域(フェアウェイ)と、長い草の区域(ラフ)の間にある、幅およそ30センチ程度の区域をセミラフと言います。この区域は、芝の長さがフェアウェイよりも長く、ラフよりは短く刈り揃えられています。ちょうど良い長さの芝という意味で、適切な刈り込みという意味の言葉(ファーストカット)と呼ばれることもあります。さらに、芝が少し長い区域(セカンドカット)、最初の長い草の区域という意味の言葉(プライマリーラフ)と続くこともあります。このセミラフは、一見すると長い草の区域ほど難しそうには見えませんが、整った短い草の区域のように狙い通りに球を操るのは簡単ではありません。芝の長さが打つ時に影響するため、どの道具を使うか、そしてどのように打つかを考えることが重要です。 セミラフに球がある時、まず重要なのは状況判断です。球がどの程度沈んでいるか、前方に木などの障害物があるか、グリーンまでの距離はどのくらいかなどを確認します。球が芝の表面に浮いている場合は、普段通りに打つことも可能です。しかし、球が少し沈んでいる場合は、番手を上げる必要があります。例えば、普段150ヤードを7番の道具で打つ人が、セミラフから同じ距離を狙う場合は、6番や5番の道具を使う必要があるかもしれません。これは、芝の抵抗によって球の飛距離が落ちるためです。また、球が沈んでいる場合は、普段よりも少し短く持つと、芝の抵抗を受けにくくなり、狙い通りの球を打ちやすくなります。 さらに、グリーンを狙う場合、ピンを直接狙うのではなく、グリーンの中央を狙うことをお勧めします。セミラフからは、球の高さを一定に保つことや、狙った方向に正確に打つことが難しいため、ピンを直接狙うとグリーンを外してしまう可能性が高くなります。グリーンの中央を狙うことで、たとえミスをしてもグリーンに乗せる確率を高めることができます。このように、セミラフからの脱出は、状況判断、道具の選択、狙い所を慎重に考えることで、成功率を高めることができます。