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ゴルフにおける戦略:レイアップの活用

狙う場所まで距離がある時、あえて飛ばす距離を抑えて打つことを「レイアップ」と言います。次の打ちやすさを考えたり、危険な場所を避けるための安全策として使われます。例えば、池や砂地などの危険な場所を避ける、深い草むらから脱出する、狙う場所までの距離が中途半端な時など、色々な場面で役立ちます。 レイアップは飛ばす距離を犠牲にする代わりに、次の打ちやすさを重視する戦略です。例えば、林の中からの脱出を考えましょう。林の中から一度でグリーンを狙うのは難しいですが、レイアップで安全な場所に出せば、次の打撃でグリーンを狙いやすくなります。また、池越えの場面で、グリーンを狙うには距離が中途半端な場合、無理に狙わずに池の手前に落とすことで、大叩きを防ぐことができます。他にも、深いラフからの脱出など、様々な場面でレイアップは有効です。 レイアップは、ただ単に距離を抑えるだけでなく、次の打撃を念頭に置いて、狙う場所を正確に定めることが重要です。例えば、グリーンを狙う場合、グリーンの傾斜や風向きなどを考慮し、ピンを狙いやすい場所にボールを落とす必要があります。そのためには、自分の技術やコースの状況を正確に把握し、最適なクラブを選択することが重要です。 ゴルフは攻めるだけでなく、状況に応じて守ることも大切です。レイアップは、一見すると消極的な戦術に思えるかもしれませんが、冷静に状況を判断し、安全策をとることで、スコアを縮めることに繋がります。時には一歩引いて状況を判断し、レイアップを選択することで、より有利な状況を作り出し、最終的に勝利へと繋げることができるのです。攻めと守りのバランスを考え、状況に合わせた戦略を選択することが、ゴルフでは重要です。
スコア

ゴルフ上達への鍵:スクランブル

球技であるゴルフは、戦略を立て技術を磨くことが求められる奥の深い競技です。緑豊かな自然に囲まれた美しい場所を舞台に、仲間と共に楽しいひとときを過ごせる魅力があります。しかし、良い記録を出すためには、思い通りにいかない打球への対処能力が欠かせません。最初の打球が曲がったり、旗を狙う打球がうまくいかず、苦しい状況に陥ることは誰にでもあります。そのような時、いかに落ち着いてリカバリーショットを成功させ、基準打数と同等の打数で上がることができるかが、ゴルフの上達にはとても重要です。 ゴルフでは、林の中や深い草むら、砂地など、様々な困難な場所から打球を打たなければならない場面に遭遇します。これらの場所は、ボールの位置が見にくく、スイングも制限されるため、正確な打球を打つのが難しくなります。さらに、これらの場所からの打球は、グリーンに乗せること自体が難しく、グリーンに乗ったとしてもピンから遠い位置になることが多いため、次の打球でカップに入れるのが難しくなります。このような状況では、焦りや不安から、さらにミスショットをしてしまう可能性が高くなります。 ピンチからの脱出劇を意味する「スクランブル」は、このような困難な状況から、いかに少ない打数でカップインまで持ち込めるかを示す指標であり、パーオンできなかったホールにおいて、パーセーブした成功率を表します。例えば、パー4のホールで、2打目でグリーンに乗せることができず、3打目でグリーンに乗せて2パットでカップインした場合、スクランブル成功となります。スクランブル率が高いということは、ピンチからのリカバリー能力が高いことを示しており、安定したスコアメイクに大きく貢献します。次の機会には、具体的なスクランブルの方法や、練習方法について解説します。