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ダフリを防ぐ!ナイスショットへの道

上手な打球は大変難しいものです。芝を削ってしまう「ダフリ」や、球の上を叩いてしまう「トップ」は、多くの打ち手を悩ませるよくある失敗です。一見すると全く違う失敗に見えますが、実はこの二つの失敗には深い繋がりがあります。ダフリとトップは、打つ時の体の動きが正しくないことが原因で起こる、両面一体の失敗と言えるのです。 まず、ダフリについて考えてみましょう。ダフリは、クラブの頭が球の手前の地面に当たってしまうことで起こります。これは、打つ時に体が前に突っ込んでしまうことが主な原因です。体が前に突っ込むと、クラブの頭が本来の軌道よりも早く地面に到達してしまい、結果としてダフリが発生します。体重移動が早すぎたり、下半身の動きが上半身に先行してしまうと、体が突っ込みやすくなります。しっかりと下半身で地面を踏みしめ、上半身とのバランスを保つことが大切です。 一方、トップはクラブの頭が球の上部を叩いてしまうことで起こります。これは、打つ時に体が起き上がってしまうことが主な原因です。体が起き上がると、クラブの軌道が高くなり、球の上部を叩いてしまいます。球を遠くまで飛ばそうとするあまり、上半身の力で無理にクラブを振り上げようとしてしまうと、体が起き上がりやすいです。また、ダフリの恐怖から無意識に体が起き上がってしまうこともあります。 このように、ダフリとトップは一見反対のミスに見えますが、どちらも体のバランスが崩れることで発生するという共通点があります。安定した打球を打つためには、打つ時の体のバランスを保ち、クラブの頭が正しい位置で球をとらえることが重要です。そのためには、適切な体重移動と、下半身と上半身の調和が不可欠です。日々の練習で、体の軸を意識しながら、バランスの良い動きを身につけていきましょう。