コース設計

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ゴルフコース

ゴルフの基礎知識:ショートホール徹底解説

打ち所から旗竿のある場所までの距離が短い場所、いわゆる短いコースを指す言葉に、ショートコースがあります。この短いコースは、通常三打で球を穴に入れることを想定して作られています。そして、この三打で穴に入れることを目指すコースのことを、三打コースと呼びます。ゴルフでは、まず最初に球を打ち出す場所から、狙いを定めて一度球を打ちます。これをティーショットと言います。三打コースでは、このティーショットで、球を穴のすぐ近くの芝生の上に乗せることを目指します。そして、その芝生の上から、パターと呼ばれる道具を使って、二打目で球を穴に入れることを目指します。もし、ティーショットがうまくいかず、球が芝生の上に乗らなかった場合は、三打目以降で穴に入れることになります。 三打コースは、距離が短いため、正確に狙った場所に球を打つ技術が非常に重要になります。ティーショットで、もし球が穴の近くの芝生の上に乗らなかった場合は、そこから再び芝生の上に乗せるための、アプローチショットと呼ばれる難しい打ち方をしたり、砂地から球を打つバンカーショットが必要になることもあります。これらの打ち方は、芝生の上から打つよりも難しいため、三打コースでは、最初のティーショットが特に重要になります。 このように、三打コースは距離は短いものの、一打一打の正確さが求められるため、プレーヤーの技術と戦略が試される重要なコースと言えるでしょう。短いコースだからこそ、一つの打ち方の良し悪しがスコアに大きく影響するため、慎重に考えながらプレーする必要があります。そして、三打コースで良い結果を出すためには、正確なティーショットを打つための練習が不可欠です。
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快適な脱出を!ウエストバンカー攻略法

競技場には様々な難所がありますが、砂場は特に手強い場所です。砂場に捕まってしまうと、そこから脱出するだけでも大変な労力を要します。一度足を踏み入れてしまうと、その後の得点を大きく左右してしまうでしょう。砂場には大きく分けて、進路途中にあるものと、旗竿付近にあるものの二種類があります。今回は進路途中にある砂場の中でも、特に広大な「西側砂場」についてお話します。 西側砂場は、まるで広大な砂漠のような景色です。ゴルファーにとっては、まさに試練の場と言えるでしょう。深い砂と広い範囲を持つ西側砂場は、一度入ってしまうと脱出が困難な場所として有名です。旗竿から遠く離れた場所に位置していることが多く、ゴルファーの精神的な重圧も相当なものになります。深い砂の中にボールが埋もれてしまうと、クラブが砂に深く潜り込み、ボールをうまく打てません。さらに、砂場の広さも厄介です。脱出に複数打を要することも珍しくなく、最悪の場合は砂場から出られないまま、何度も打ち続けることになりかねません。そうなれば、大幅な得点ロスは避けられません。 しかし、西側砂場の攻略方法を理解し、適切な打ち方を身に付けることで、この難所を乗り越え、良い得点に繋げることができます。まず、大切なのは、ボールの位置と砂の状態をよく観察することです。ボールが砂にどの程度埋まっているか、砂は乾いているか湿っているかによって、クラブの選び方や打ち方が変わってきます。それから、普段の芝の上での打ち方とは異なる、特殊な技術が必要です。具体的には、ボールの手前数センチの砂を叩くように打ち出すことで、砂と一緒にボールを飛ばす技術が重要になります。この技術を習得するには、練習場で繰り返し練習することが不可欠です。西側砂場のような難所こそ、ゴルファーの真の実力が試される場と言えるでしょう。