抜く

記事数:(1)

ショット

ゴルフ上達への道!抜くショットを極める

芝の短い場所で行う、狙った方向より少し右に飛び出す『抜く打ち方』は、熟練した人が使う技です。ジョーダン・スピース選手のように、名高い競技者も、この技を巧みに使いこなして成功を収めています。この打ち方は、狙いよりも左に飛んでしまうミスを避けたい時や、深い草の中からボールを脱出させたい時など、様々な場面で役立ちます。独特な体の動きのため、正しくない打ち方だと誤解されることもありますが、状況によっては非常に効果的な技です。 この打ち方の仕組みは、クラブの動きと体の回転を調整することで、ボールに右回転をかけることにあります。通常のスイングでは、クラブは目標方向に向かって振り抜かれますが、この打ち方では、クラブを少し外側に向かって振り抜くのです。同時に、体の回転を少し抑えることで、ボールに右回転がかかり、狙った方向より右に飛び出すようになります。深い草の中からボールを脱出させたい時は、クラブの刃の底を芝に滑らせるようにして打つことで、ボールを高く上げることができます。 練習場の人工芝の上で、この技を学ぶことはお勧めしません。人工芝は摩擦が少なく、実際の芝の上とは感触が大きく異なるため、誤った体の使い方を覚えてしまう可能性があります。実際の芝の上で、まずゆっくりとした動きで練習し、徐々にスピードを上げていくことが大切です。ボールの飛び方を見ながら、クラブの動きと体の回転のバランスを調整していきましょう。最初はうまくいかないこともありますが、繰り返し練習することで、必ず習得できます。焦らず、自分のペースで練習を続けることが、上達の鍵です。この技を習得すれば、様々な場面で役立ち、あなたのゴルフの幅を大きく広げてくれるでしょう。