ピッチングウェッジ

狙いを定めた場所へ正確にボールを運ぶために、飛距離の目安を掴むことはとても大切です。特に、寄せで使うことが多いピッチングウェッジは、その目安を体で覚えることが上達への近道と言えるでしょう。 よく見かける男性の趣味の打ち手の場合、全力で振ると、ピッチングウェッジで打ったボールはだいたい百から百三十ヤードほど飛びます。ただし、これはあくまでも目安です。どれだけの力で振ったか、どのように打ったかによって、飛ぶ距離は変わってきます。 自分の振る力の加減で、ボールがどのくらい飛ぶのかを練習を通して知ることが大切です。特に、狙った場所に正確に落とすには、繰り返し練習して、自分の技量でどのくらい飛ばせるのかを把握しておく必要があります。 狙った場所の少し手前に落とすのか、それとも転がって狙った場所に届くように少し遠くへ落とすのか。このような判断をするには、距離感をしっかり掴むことが重要です。 ピッチングウェッジは、他のクラブに比べて傾きが大きいので、ボールは高く上がって、落ちた後にあまり転がりません。この特性は、狙いを定めた場所に正確にボールを落とすのに役立ちます。 ピッチングウェッジを使う時は、ただ狙った場所を狙うだけでなく、その場所の傾斜や風の向きなども考えて、どこにボールを落とすのが一番良いかを考えなければなりません。 例えば、ピンがグリーンの奥にある場合は、手前に落として転がしていく方が安全かもしれません。風の強い日には、風の影響を少なくするために低い弾道の球を打つ必要があるかもしれません。 ピッチングウェッジは、色々な場面で役立つクラブです。砂地からの脱出や、芝の長い場所からの脱出など、活躍の場は多岐に渡ります。状況に応じて、クラブの動きの軌道や面の向きを変えることで、色々な打ち方を使い分けることができます。 ピッチングウェッジを自由に使いこなせるようになれば、きっと良い点数に繋がるでしょう。 自分の得意な距離や状況を理解し、状況に応じて最適な打ち方を選択することで、ピッチングウェッジは強力な武器となるでしょう。