トラ杭

記事数:(1)

ルール

知っておきたいトラ杭の基礎知識

黄色と黒の縞模様が目立つ杭は、ゴルフ場で見かけることがあるでしょう。この杭は「虎模様の杭」という意味で「虎杭」と呼ばれ、親しまれています。正式には「罰打1打杭」と呼ばれることもありますが、実は公式の競技規則書には載っていません。それぞれのゴルフ場が独自に定めた独自の規則に基づいて設置されているのです。そのため、虎杭の具体的な意味合いはゴルフ場によって異なる場合があります。 虎杭は、主にプレーの進行を妨げる区域を示すために用いられます。例えば、工事中の場所や、樹木の根が露出した場所、水はけの悪い場所など、通常のプレーが難しい区域に設置されます。これらの区域にボールが入ってしまった場合、罰打1打を加えて別の場所から打ち直すことができます。打ち直す場所は、元の場所から2桿頭分以内の範囲で、かつ元のボールよりもホールに近づかない場所を選ぶ必要があります。他にも、虎杭が囲む区域の外から打ち直すという方法が認められているゴルフ場もあります。 虎杭に関する規則はゴルフ場によって異なるため、プレー前に確認しておくことが大切です。スタート前に、ゴルフ場の案内表示やスコアカードの裏面などを確認しましょう。また、わからない場合は、キャディーやゴルフ場の係員に尋ねるのも良いでしょう。虎杭の規則を正しく理解し、適切な対処をすることで、円滑なプレーと良い成績に繋がります。知らないままプレーを続けると、意図しない罰打を受けてしまう可能性もあるため、注意が必要です。