
ゴルフ:サイドの意味
競技の組み立て方について説明します。ゴルフの試合には、大きく分けて打数で勝敗を決める方式とホールごとの勝敗で決める方式の二種類があります。前者を打数競技、後者をホールマッチと呼びます。このうち、ホールマッチでは「組」という言葉がよく使われます。組とは、対戦する競技者、あるいは競技者の集まりのことです。ホールマッチでは、一人の競技者が別の競技者と対戦することもあれば、二人の競技者が組になり、別の二人の競技者の組と対戦することもあります。いずれの場合も、競技者、あるいは競技者の集まりを組と呼びます。つまり、ホールマッチは、必ず二つの組が対戦する形式で行われます。ただし、複数の組が勝ち抜き戦形式で対戦する場合は、それぞれの対戦をマッチと呼びます。例えば、四人で行うホールマッチの場合、二人の競技者で構成される二つの組が対戦することになります。
打数競技では、決められた数のコースを回り、その合計打数で順位を決めます。最も少ない打数で回った競技者が優勝となります。競技の途中で、同じ打数で並ぶ競技者がいる場合は、最終ホールから逆に数えてどちらが先に少ない打数でホールを終えたかを比較し、順位を決定します。また、規定の打数より大幅に多い打数でホールを終えた場合、そのホールの打数を大叩きとして記録し、次のホールに進むことがあります。これは競技進行を円滑にするために行われます。
一方、ホールマッチでは、一つのホールごとにどちらの組が先にカップに球を入れたかを競います。先にカップに球を入れた組がそのホールの勝ちとなります。そして、規定のホール数でより多くのホールに勝った組が最終的な勝者となります。例えば、18ホールのマッチプレーで、10ホールに勝った組と8ホールに勝った組があれば、10ホールに勝った組が2ホール差で勝利したことになります。同点の場合は引き分け、もしくは延長戦を行うこともあります。